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建設に携わる女性のガールズトーク (vol.2)
目次
・現在、担当されている業務内容(担当業務)を教えて下さい。
【日向さん】
現在私は、積算を中心とし安全書類の作成や、グリーンサイト等の対応もさせていただいております。
【小口さん】
現場管理者の事務作業(工事関係書類の作成等)のサポートをしています。また、店社安全衛生推進委員として、社員の安全衛生教育や現場の安全パトロール巡回を行っています。
【黒崎さん】
建築部にて施工管理の業務を行っております。主に、安全書類の作成や現場の写真撮影を担当しております。
【早川さん】
私は入社2年目で土木の施工管理を行っています。特に安全関係の書類作成やCAD、測量を担当しております。
・入社してから習得できたスキルはございますか。また、仕事に対し、やりがいを感じるのはどんなときですか。
【日向さん】
もともと、左官職人として入社したため最初の一年は現場の方で、働かせてもらいました。
ですが、高校の頃にワードやエクセルなどパソコン関連の勉強をしていたことから事務業務に異動となりました。現在は図面を見て、見積もりを取ることが身に付いております。やりがいというのはわかりませんが、たまった見積もりを全部終わらせたときの解放感はすごく良いです。
【小口さん】
技術力(資格取得)や、日々の業務においてコミュニケーション能力、パソコン操作(CAD、Office等)、文章力が身についたと感じています。
弊社では、私のような現場のサポートを行う女性社員を“後方支援部隊”と呼んで女子力の必要性を重視しており、皆から頼りにされているときが最も仕事にやりがいを感じるときです。
【黒崎さん】
先輩社員や協力業者の方々と会話をする中でコミュニケ―ション能力が上達したと思っております。また、仕事に対し、やりがいを感じる時は、自分が携わった建築物が竣工になりお引渡し時に「ありがとう」と言われた際、この仕事をしていて良かったと思います。その後、建物を利用している人々を見た際、満たされた気持ちになります。
【早川さん】
入社当時に比べCADはより深く学べていると感じています。
何もないところから測量を行い、構造物ができ、それを地域の方々が利用しているのを見た時に一番やりがいを感じております。
・これから、どんなキャリア(経験)を築いていきたいですか。
【日向さん】
事務員としての業務は限られていますが、もし可能なのであれば、何か新しい経験はしてみたいと思っております。
【小口さん】
今後は施工に関する知識をもっと習得し、施工図作成など技術的なサポートもしていきたいと思っています。また安全管理についても、安全衛生に関する法令を勉強して正しく理解し、安全パトロール等で的確な指導が出来るようになりたいです。
【黒崎さん】
まだまだ半人前ですので、建築に係わるいろいろな事を勉強し、一人前になって一人で現場を回せるよう頑張っていきたいと思います。
【早川さん】
数々の現場を経験し先輩の男性社員に負けないような現場監督を目指したいですね。
・建設業に携わる企業では、女性専用の設備や制度の導入が進んでおりますが、御社で女性が働きやすい制度や特徴などございましたら教えて下さい。
【日向さん】
現在、職人の方に女性が一人、社員として入社しております。私も、もともとは女性職人として働いていたので、練習期間中に良い点や悪い点の体験談を彼女に話し、少しでも楽しく仕事ができるように気にかけております。
やはり、建設業は男性中心なので、女性にはつらいことや大変なことがあります。その為、やめていく人も何人かいましたし、わたしもやめたいと思ったことがありました。ですが、その経験を生かして次に入ってくる女性のために何ができるかを、自分なりに考えて行動しております。
まだ、私以外の女性社員は一人ですが、今後女性社員が入社した際、味方になれるように行動したいと思っております。
【小口さん】
現在弊社には、私以外にも現場のサポートを行う女性社員が2名おり、互いに情報を共有し、仕事の負担が偏らないように協力し合いながら仕事をしていますので、現場に迷惑を掛けることも無く、仕事と家庭を両立していても負担に感じることは少ないです。また、働く女性にとって、時間単位の有給休暇制度はとても利用しやすいと感じています。
【黒崎さん】
現場事務所に女性専用の更衣室があることで非常に助かっております。また、産休をはじめ育休や生理休暇もあるので働きやすい環境となっていると感じます。
【早川さん】
どこの現場にも女性専用トイレが置いてあるところや、男女育休を取得できるところです。
トイレには芳香剤も置いてあり、良い香りがするところもあります。
また、女性専用の更衣室を設置していただいているので、着替え等も心置きなく行うことができ快適です。
・今後、女性が働きやすいと感じる職場にするには何が必要だと思いますか。
【日向さん】
やはり、共感できる仲間が必要だと思っております。女性は特に、話し合うことがストレスの出し口になっているのかなと、私ながら思っており、自分も共感してくれる仲間がいなかったため、職人をやめてしまいました。もし、あの時誰かに話してたら…、と思うのはよくあることです。ですので、現場等でも女性が増えてくれれば良いなと思っております。
【小口さん】
結婚・妊娠・出産・育児を経験する女性にとっては、仕事と家庭の両立に心身的負担を感じないことが働きやすさに繋がるのではないかと思います。その中でも特に重要なのが時間の使い方で、例えば、子供が小学校や中学校を卒業するまでは短時間勤務にできるなど、家庭に優しい制度があると、仕事にも集中して取り組めるのではないかと思います。また、女性特有の悩みに利用できる休暇や働き方の制度があると、より働きやすさを感じるのではないでしょうか。
【黒崎さん】
完全週休2日制を実現していただきたいと思っております。また、DX化を推進し業務の効率化を図って作業時間短縮に繋げていきたいと思っております。
【早川さん】
トイレに行く時間を確保することです。女性の場合、女の子の日になるとトイレの回数は多くなります。現場から少し離れた場所にしかトイレがない場合があるため、忙しいとどうしても後回しになってしまうことが多くなってしまいます。周りの方々に新入社員は、言いづらい部分もあるため、気にかけていただけるととてもありがたいと思いました。
・建設業を支える女性が広く活躍するため、このような対談を行わせていただきましたが今回の対談を通じて感じたことなどございましたら教えて下さい。
【日向さん】
今回の対談で、現場監督と専門工事職の考え方が別であることや、同じ共通点があることがよくわかりました。同じ建設業で女性同士仲良く話せたことはとても良い体験でした。
このような、対談等をする機会は増えていったほうが良いと思います。同じ悩みや考えを持つ女性の為にも率先して行って頂けると幸いです。
【小口さん】
建設業で働く女性として、若手の皆さんから様々なお話を聞くことができ、今後、女性の立場からも建設業を盛り上げていきたいと強く感じました。また、現場で働く女性としての悩みなども挙がり、今後このような問題点を積極的に改善し、女性が働きたいと思える魅力ある建設業を目指していきたいと思いました。
【黒崎さん】
今回、建設業に携わる他社の女性社員さんたちの、お話しが聞けてとても新鮮でした。それぞれの視点から様々な意見が聞けて大変、満足しております。このような企画がないと、今回のような女性同士で集まることもないので楽しんで参加することが出来ました。また機会がありましたら参加させていただければと思います。ありがとうございました。
【早川さん】
建設業で働く女性は、まだまだ数が少ないため、今回、他社の方々から様々なお話が聞けてとても良かったです。これから現場に取り入れたらもっと女性が働きやすい環境になりそうだなと思う部分がたくさんありました。まだまだ世間的には、きつい、汚い、危険というイメージが強いと思いますが、積極的に改善していき建設業を盛り上げていきたいと感じました。今回、このような対談の場を設けていただき、ありがとうございました。
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