KENSETSU LABO × JOSHI-BU

ネットワークづくり

建設に携わる女性のガールズトーク (vol.3)

・現在の仕事内容を教えてください。

建設に携わる女性のガールズトーク|建設LABO(建設ラボ)

【大柿さん】
私は、建築意匠設計・工事監理を行っております。
建築物の外観や内部のデザインをはじめ、お客様のご要望をお聞きし、外観や間取り、造作やデザインなど建物全体の設計を担当させていただき、構造や設備のとりまとめや工事監理も行っております。主な建築物は子ども関連施設や共同住宅、診療所などがあります。今回、対談場所として利用させていただいております武平作小山店「ときのテラス」様も設計させていただきました。
【椎津さん】
主に各種物件の確認申請業務や法チェック、設計・監理補佐を行っております。
また、昨年からは、企画から担当させていただいている物件もあります。その他には、ARCHICADという3DCADで3Dパースの作成を行い、外構計画の検討を行ったりもしています。
【柏倉さん】
既存建物の営繕・改修に必要な現調・見積り・工事を行っております。
【黒﨑さん】
私は、施工管理二年目になります。主に安全書類の確認・業者の段取りなどを行っています。

 

・今の仕事を選んだ理由をお聞かせ下さい。

建設に携わる女性のガールズトーク|建設LABO(建設ラボ)

【大柿さん】
小さな頃からモノづくり・間取り図が好きだったこともあり、母の勧めで高専の建築学科に進学しました。建築の勉強をしていく中で、特に設計製図の授業が楽しかったこともあり建築士を目指しはじめました。
今の職場に就職するきっかけは自治会のお祭りで弊社の現会長との出会いがきっかけです。
【椎津さん】
もともとはインテリアに興味があったのですが、専門学校で建築にも興味を持ち、二級建築士の資格を取得することができたので、将来の選択肢を増やすためにも、まずは地元の設計事務所で実務経験を積むことに決めました。また、設計事務所を選ぶ際には、今後一級建築士の資格を取得することを見据え規模の大きな建築物に携われる会社を選びました。
【柏倉さん】
元々建築部で新築の建物を担当し、現場所長として新築物件の担当を行っていました。そんな中CS部の人手不足から部署異動のお話があり、最初は建築物件とは異なり戸惑うこともありましたが、新築物件の長丁場の現場より短期間に数をこなす営繕・改修の業務内容のほうが性に合っていると気づき現在に至っております。
【黒﨑さん】
建物が出来上がっていく姿を間近で見られ、教科書や仕様書に載っている数値や物をもとに、実際に施工する際は、どのようにして仕上げていくのかという点に興味がありました。実際に、物の略称や商品名、必要な道具や施工の順番など細かなところが少しずつわかるようになり、建物の見方が学生の時と変わったと思っています。

 

・仕事をする上で大切にしていることはありますか。

建設に携わる女性のガールズトーク|建設LABO(建設ラボ)

【大柿さん】
建築物のデザイン・機能・コストのバランスを考え、お客様の重視する部分を見極めながら業務を行い仕事の優先順位を確認しながらスケジュール管理を徹底しております。また、自身の体調管理への取り組みも大切にしている1つです。
【椎津さん】
積極的にコミュニケーションをとることです。仕事の話はもちろんですが、仕事以外の話をして人間関係を築くことで、質問もしやすくなり、作業効率も向上してくると感じております。
【柏倉さん】
私が仕事をする上で大切にしていることが四つあります。一つ目は、迅速な行動です。二つ目は、「無理です」を言わない。三つめは、顧客とのコミュニケーションを大切にする。四つ目は、スケジュール管理の徹底です。営繕・改修業務は、顧客から早急な対応を求められることが多いため迅速な行動を特に大切にしています。
【黒﨑さん】
報連相を早め早めに行うことです。
また、いろんな人に正確に細かく情報を伝えられるように意識しています。知識がないうえ、ボキャブラリーもないので、伝わらずに困ることのほうが多いですが、事前に指示書を書いたり、自分が理解できるまで、わからない点は聞いたりしています。

 

・自分の仕事のなかで魅力的だと思う点はどこでしょうか。

建設に携わる女性のガールズトーク|建設LABO(建設ラボ)

【大柿さん】
自分が手掛けた、建築物が多くの人と協力しながら完成し、何十年も人々に使い続けられる部分や、自分が生活していく中で感じていることを形に反映できることが魅力的だと思います。
例えば子どもの保育園送迎の際に便利だなと感じる部分や不便だなと感じる部分を改善し設計に取り入れ、建物に反映することができた時は大変嬉しく思っております。
【椎津さん】
建物の用途や構造・建設場所によって必要となる知識や言葉、文化が少しずつ変わってくるため、自分の成長を感じることが少ないのですが、日々新しいことに触れることはとても楽しく、自分の仕事がこれから何十年も形に残り、多くの人に利用されることを考えると誇らしい気持ちになりますし、そこが魅力的なところだと思います。
【柏倉さん】
新築案件では建物を建てることが魅力的で竣工したときの達成感は素晴らしいものだと思っております。
【黒﨑さん】
建物が出来上がっていく姿を間近で見られるところですね。何かを生み出すという点では、一つのものを作り出すのにこれだけ多くの人が関わるものは建物以外に類を見ないと思うので、大変な分、魅力があると思います。お客様に直接感謝してもらえるのも、とても貴重なことだと思っています。

 

・働く中で信用・信頼を得るために努力していることをお聞かせ下さい。

建設に携わる女性のガールズトーク|建設LABO(建設ラボ)

【大柿さん】
「連絡・返信はこまめに早めに」を心掛けお客様が不安にならないようにスケジュールはなるべくこまめにお伝えし、時間を要する作業の場合は「2週間ほどお時間頂戴します」と具体的な時間をお伝えするようにしております。
また、建築現場からの質疑には工事が円滑に進むよう、なるべく早く対応するようにしております。
【椎津さん】
一つは、分からないことをそのままにしないこと。もう一つは、上司に対し、はっきりと伝えることです。わからないまま仕事を進めると大きなミスにつながってしますし、自分のためにもなりません。上司もわかっている前提で話を進めることが多いので、わからない言葉などをまとめて、一度自分で調べてから、上司に確認をするようにしています。
【柏倉さん】
迅速かつ的確な行動です。困りごとの依頼がメインの為いかに迅速に対応できるかが信頼性に関わり、その困りごとの内容をきちんと把握し的確な対応をすることで信用を得られ、次の工事につながると思い行動しております。
【黒﨑さん】
私は仕事内でわからないことのほうが多くあるので、わからないことを曖昧にせず、素直にわからないと伝えることです。わからないことが出てきたらすぐに調べたり、所長や先輩に聞き対応しております。

 

・今後、建設業を目指す方々にメッセージがございましたらお願いいたします。

建設に携わる女性のガールズトーク|建設LABO(建設ラボ)

【大柿さん】
「建設業」と一言に言っても現場、設計、営業、積算、役所関係、インテリア等業種は多岐に渡ると思います。多くの経験を重ねて視野を広げ、自分に合ったものを見つけられたらいいと思います。
また、世間的にはいわゆるブラック企業というイメージがあるかもしれませんが、働き方改革により徐々に改善されてきているように思います。
【椎津さん】
建設業は実務経験を積まなければわからないことがたくさんあります。
資格も大切ですが、どんな経験を積んできたかがスキルアップをする上ではかなり重要だと感じております。就職活動は軽く考えず、なりたい自分を明確にして、そうなるためにはどんな経験やスキルが必要なのか、それらを身に着けられる会社なのかを見極めることが大切だと思います。
【柏倉さん】
現場で働く人々が活き活きと働ける職場環境を目指しておりますので、少しでも興味がありましたらお声がけください。また、地域住民の安全で安心な生活を守るとともに、地域の守り手として共に魅力ある職場を作っていきましょう。
【黒﨑さん】
未だ3Kが払拭されていない業界で、イメージはよくないかもしれませんが、4週6休への取り組み、週休2日の現場もあり、書類の電子化など、労働環境はどんどん改善してきています。
もし気になっているのであれば、心配せずに建設業界に飛び込んできてほしいです!

 

建設に携わる女性のガールズトーク

お問い合わせCONTACT

メールでのお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ